原作は澤村御影の「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)。完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰良と、過去に怪異を経験したことで嘘が分かる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディが、「コックリさん」や「神隠し」といった怪異事件の謎に挑む異色の民俗学ミステリーだ。2018年に第1巻が刊行。現在6巻を重ねる大人気シリーズで2020年にはコミカライズもされている!澤村御影作品としても初の映像化となる。

原作

「准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき」
「准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る」
「准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと」
「准教授・高槻彰良の推察4 そして異界の扉がひらく」
「准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る」
「准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影」
※2021年7月に最新刊となる番外編短編集の発売も予定されている。

原作・澤村御影コメント

『准教授・高槻彰良の推察』は、ありとあらゆる巡り合わせが良い作品です。担当編集に恵まれ、イラストレーターさんに恵まれ、デザイナーさんに恵まれ、漫画家さんに恵まれ、読者様に恵まれ、本当に多くの方に愛していただいて、「大人気シリーズ」と呼ばれるほどにまでなることができました。でも、まさかドラマ化の運まで引き寄せるとは、正直な話、全く思っていませんでした。
最初に「ドラマ化の話がきています」と言われたときには、きっと実現しないんだろうなと思って「わかりました、一旦忘れます!」と元気よく返したくらいです(笑)。それなのに、気がついたら凄い方々でキャスティングが決まり、シリーズ構成案や脚本が届き、半分くらいしか実感のないままそれらをチェックする日々が始まり......ようやく八割ほどの実感を得たのが、完成稿の脚本の一ページめに原作として自分の名前を見たときでした。うわあ、本当にドラマになるんですね!あらためてびっくりです!
きっと初回放送日には、私の実感も十割に達するのではないかと思います。どうかドラマも多くの方に愛していただけますように。きっと良いものになると信じております。